Barbershop Quartet
Waltz For Debby
Lyrics by Gene Lees
Music by Bill Evans
arr.by Joe Johnson
「ワルツ・フォー・デビイ」は、ジャズピアニスト、ビル・エヴァンスが1956年に当時2歳の幼い姪のために作った心温まる愛らしい曲です。この曲を含む同名のアルバムは今でも彼の代表作として愛聴されています。
この曲は、たくさんのアーチストによってカバーされていますが、主なところでは、ジョン・マクラフリン、トゥーツ・シールマンス、渡辺香津美などが取り上げた他、スウェーデンの歌手モニカ・ゼタールンドが、ビル本人をバックに従えて「モニカのワルツ」と改題して発表し、サラ・ヴォーンも歌詞つきのヴァージョンを取り上げています。
この編曲ではBassが大活躍します。まずBassがワルツのメロディを紡いでいきます。中間部では一転してスウィンギーなジャズっぽいアレンジになりますが、ここではBassがウッドベースの模倣をしながら進行していきます。そしてふたたびBassメロディのワルツが戻ってくる、という構成になっています。
Waltz For Debby
In her own sweet world
Populated by dolls and clowns and
A prince and a big purple bear
Lives my favorite girl
Unaware of the worried frowns that we weary
Grown ups all wear
In the sun,she dances to silent music
Songs that are spun of gold somewhere
in her own little world
One day all too soon
She'll grow up and she'll leave her dolls
And her prince and her silly old bear
When she goes they will cry
As they whisper "good-bye."
They will miss her,I fear,but then,so will I
少女の夢の世界には
人形とピエロと王子さまと
大きな紫色のくまがいる
私の大好きな少女は
疲れきったすべての大人たちの
心配気な顔など知らずに暮らす
陽だまりの中少女は踊る
静かな音楽やそのあどけない心のどこかで
輝きをつむいだ歌にあわせて
ある日あっけなく
少女は大人になり人形や王子さまや
古ぼけたくまから離れてゆく
その時彼らは”バイバイ”ってささやきながら泣くだろう
みんな彼女を恋しがだろうけど
私もきっと淋しくなるよ
Lyrics translation:Chieko Park(Keiko Lee,DAY DREAMING)