『キャバレー』は、アメリカのクリストファー・イシャーウッドの短編集『ベルリン物語』を、イギリスの劇作家ジョン・ヴァン・ドゥルーテンが『私はカメラだ』という戯曲にしたものをベースに、作曲ジョン・カンダー、作詩フレッド・エブ、演出ハロルド・プリンスによって1966年にブロードウェイでミュージカル化されました。ナチスの支配が強まるベルリンで、場末のキャバレー「キットキャットクラブ」を舞台に、歌姫サラと作家志望のアメリカ人クリフとの恋と破局を描きます。同年のトニー賞では最優秀ミュージカル賞、ミュージカル部門最優秀助演男優賞(ジョエル・グレイ)など九部門を受賞、2年10ヵ月のロングラン公演となりました。

この1966年のオリジナル舞台版をもとに、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーが映画版を製作、1972年に公開されました。同年度のアカデミー賞ではサラ役のライザ・ミネリの主演女優賞、舞台版と同じエムシー役を演じたジョエル・グレイの助演男優賞、ボブ・フォッシーの監督賞など、8部門を受賞しました。

 

Cabaret

What good is sitting alone in your room?
Come hear the music play.
Life is a Cabaret, old chum,
Come to the Cabaret.

Put down the knitting,
The book and the broom.
Time for a holiday.
Life is Cabaret, old chum,
Come to the Cabaret.

Come taste the wine,
Come hear the band.
Come blow your horn,
Start celebrating;
Right this way,
Your table's waiting

No use permitting
some prophet of doom
To wipe every smile away.
Life is a Cabaret, old chum,
Come to the Cabaret!

Come taste the wine,
Come hear the band.
Come blow your horn,
Start celebrating;
Right this way,
Your table's waiting

Start by admitting
From cradle to tomb
It sn't that long a stay.
Life is a Cabaret, old chum,
Only a Cabaret, old chum,
COme to the Cabaret!

独りぼっちで部屋に座っていて何になるんだい?
音楽を聴きに来なよ
人生はキャバレーさ、なあ兄弟
キャバレーへ来なよ
編み物も本もほうきも放り出しちまいな
せっかくの休みじゃねえか
人生はキャバレーさ、なあ兄弟
キャバレーへ来なよ

ワインを飲んで
バンドを聴いて
ラッパ鳴らしてお祭り騒ぎ
それでいいじゃねえか
あんたの席が待ってるぜ

みんなの笑顔を凍りつかせる
不吉な事ばかり言うやつはゆるさねえ
人生はキャバレーさ、なあ兄弟
キャバレーに来なよ

人生は儚いものさ
揺りかごから墓場まで
そんなに長くはないぜ
人生はキャバレーさ、なあ兄弟
たかがキャバレーされどキャバレーさ、なあ兄弟
キャバレーに来なよ


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